第44回SSP展 宮崎展

会期:2024年4月27日(土)~2024年6月9日(日) 

会場:宮崎県総合博物館

展示作品数 写真/点・動画/点


◆4 月27日(日)より開催していましたSSP展宮崎展が6月9日(日)に閉幕致しました。

 最終日は、午前と午後の2回ギャラリートークが行なわれました。

 午前午後とも参加者がいっぱいで通常は30分のところ大幅にタイムオーバーする盛況ぶりで、参加者の作品に対する関心度の高さを伺い知ることが出来ました。解説は学芸員の福島さん(地質)、岩切さん(植物)、小玉さん(植物)、そしてSSP会員東木場氏が担当しました。



 また、午後3時から特別イベントでジャンケン大会が行なわれました。賞品はカブトムシ♂の蛹3匹とヒラタクワガタ♂の成虫1匹です(これらは私が撮影観察の為に個人的に飼育していたものです)。

 館内アナウンスと共に家族連れが会場に徐々に集まり始め、100名を越える参加者で会場が埋め尽くされました。

ジャンケンの掛け声に大人も子供の一斉に手を挙げ、勝って大喜びする親子、負けて泣き出す子、いつもは静かな会場がこの時だけは熱狂に包まれました。優勝した子供達ちの手に渡わたすと「大事に育てます」と言って満面の笑みで受け取ってくれました。宮崎展のフィナーレを飾るに相応しい盛大なイベントとなりました。



入口ゲートでの記念写真は、前列中央が宮崎展主担当:福島佑一学芸員、その左隣が私(SSP展写真委員東木場)、更に左隣が宮崎展副担当:岩切勝彦学芸員、その他スタッフと関係職員の方々です。

 

 博物館の集計によると今回の入場者数は過去最高の11,943名を達成したとのことです。昨年の過去最高10,382名を大幅に超え、SSP展の存在感と人気が年々高まっている感じがします。ご来館されました皆様、SNSでの発信やシェアをして下さった方々に御礼申し上げます。また、会場設営・作品展示から作品の梱包まで博物館の皆様方のご協力に心より感謝申し上げます。


◆6月8日(日)、SSP展宮崎展に於いて「入場者数1万人」のセレモニーが行われました。

1万人目はご来館された親子で、博物館副館長と私(東木場写真展委員)から記念品が贈呈されました。

今年も目標である1万人を越え、関係者一同、最終日に発表される入場者数を楽しみにしている所です。

(写真提供:宮崎県総合博物館)



◆5月26日(日)、SSP展宮崎展関連イベントの「写真撮影講座」が行なわれました。

 今回はアンケートでも希望の多かった野外撮影をメインとした写真講座としました。そこで、いつもは博物館内で座学のみの写真講座ですが、観光地で有名な青島の「渚の交番」に会場を変え、30分の座学の後、野外撮影、作品発表、講評と云う流れで進めました。

 座学では風景写真と草花の写真を上手に撮るコツを解説しました。

 

会場「渚の交番」
会場「渚の交番」
講座説明の様子
講座説明の様子
座学の様子
座学の様子
座学の様子
座学の様子

 

 野外撮影では磯の生き物や青島の風景、草花など思い思いに撮影を楽しむ様子が見られ、また10数名の大人達に混ざって小学生と4歳の児童も母親との撮影を楽しむ姿も見られました。

 


 

 作品発表では被写体に対して拘りをもって撮影する難しさや撮れた時の達成感などが語られ、撮影を満喫したようでした。進行は学芸員の福島佑一さん、講師はSSP会員東木場氏が務めました。(写真提供:宮崎県総合博物館)

 

作品発表の様子
作品発表の様子
作品発表の様子
作品発表の様子
作品発表の様子
作品発表の様子
講評の様子
講評の様子


◆5月19日(日)ギャラリートークが行なわれました。(レポート:東木場 昭裕写真展委員)

 5月19日(日)13:30より宮崎展関連イベントのギャラリートークが行なわれました。今回は2回目で担当は田口学芸員(生物)、福島学芸員(地質)とSSP会員東木場に加えてSSP会員柳田さんが遠方から駆け付けて下さいました。学芸員の福島さんは今回の宮崎展の主担当の方です。

 博物館では作品に登場する動植物や地質に関連した標本や剥製などが展示されており、それを絡めて作品の解説をするので参加者の皆さんは興味津々で作品を鑑賞しています。

また、今回は柳田さんご自身の作品の解説をして戴きましたが、本人でしか知り得ない撮影秘話に私も参加者の一人となって話に聞き入っていました。

田口学芸員(生物)
田口学芸員(生物)
ギャラリートークの様子   (田口学芸員)
ギャラリートークの様子   (田口学芸員)
福島学芸員(地質)
福島学芸員(地質)
ギャラリートークの様子   (福島学芸員)
ギャラリートークの様子   (福島学芸員)

また、今回は柳田さんご自身の作品の解説をして戴きましたが、本人でしか知り得ない撮影秘話に私も参加者の一人となって話に聞き入っていました。

SSP会員柳田氏
SSP会員柳田氏
ギャラリートークの様子(SSP会員柳田氏)
ギャラリートークの様子(SSP会員柳田氏)
ギャラリートークの様子(SSP会員東木場氏)
ギャラリートークの様子(SSP会員東木場氏)

話は変わりますが、5月24日(金)の宮日新聞のコラム「くろしお」にSSP展宮崎展の記事が掲載されていました。

海野会長の話で始まりSSP展の作品など丁寧に語って戴いてます。

こちらから記事をご覧ください。

https://www.the-miyanichi.co.jp/kuroshio/_77833.html


◆5月12日(日)「入場者数5000人」のセレモニーが行われました。(レポート:東木場 昭裕写真展委員)

 5000人目に選ばれたのは宮崎市市内からご来館された親子で、博物館館長と私(東木場写真展委員)から記念品が贈呈されました。この時期までに入場者数5000人は例年に比べ非常に早いペースとのことで、5月4日(土)は一日の入場者数が978人と過去最高を記録するなどSSP展の人気の高まりを感じております。

入場者数5000人目記念写真
入場者数5000人目記念写真
記念品贈呈
記念品贈呈
記念品贈呈
記念品贈呈

セレモニーの後は、私と竹下学芸員と岩切学芸員によるギャラリートークが行われました。

ギャラリートークは写真作品に関連する内容を学芸員の方々が各専門分野の視点から解説をするもので、写真だけでは知り得ない興味深い話もあり大変好評を頂いております。

ギャラリートーク・竹下学芸員(生物)
ギャラリートーク・竹下学芸員(生物)
ギャラリートーク(岩切学芸員)
ギャラリートーク(岩切学芸員)
ギャラリートーク(竹下学芸員)
ギャラリートーク(竹下学芸員)
ギャラリートーク(SSP会員東木場)
ギャラリートーク(SSP会員東木場)
ギャラリートー・岩切学芸員(植物)
ギャラリートー・岩切学芸員(植物)


◆5月3日(祝・金):「生きものKids写真教室」が行われました。

(レポート:東木場 昭裕写真展委員 写真提供:宮崎県総合博物館)

 5月3日(祝金)宮崎展関連イベント「生きものKids写真教室」が博物館1階エントランスを会場に行われました。今回は13名の子供達と家族が参加され総勢27名の参加となりました。

 1階エントランスで20分程の座学を行った後、撮影場所となる民家園へと移動。そしてカメラの正しい持ち方のレクチャーの後、撮影開始となりました。

 

座学の様子
座学の様子
民家園へ移動
民家園へ移動

 撮影が始まると、子供達はそれぞれに生きものを探しに駆け出し、そして小さな草花を屈んで撮ったり、頭上の昆虫を見上げて撮ったりと思い思いに撮影を楽しんでいました。そんな我が子を後ろからサポートする親の姿があちこちで見られ、和やかな雰囲気の中、1時間が過ぎて行きました。

民家園でのレクチャーの様子
民家園でのレクチャーの様子
民家園での撮影の様子
民家園での撮影の様子
民家園での撮影の様子
民家園での撮影の様子

民家園での撮影の様子
民家園での撮影の様子
民家園での撮影の様子
民家園での撮影の様子
民家園での撮影の様子
民家園での撮影の様子

 撮影終了後は1階エントランスに戻り各自一枚ずつ写真を選んでもらい作品を発表してもらいました。

写真選び
写真選び
写真選び
写真選び
写真の取り出し
写真の取り出し

 作品の見所や撮影で難しかった所など拙い言葉で一生懸命に発表する子供の姿に会場からは暖かい拍手が贈られました。また、私からの講評を聞いている様子からは写真に真剣に向き合っている姿が伺え、有意義な時間を過ごしてもらえたように思いました。参加者からは親子で楽しい時間が過ごせたこと、子供の新しい一面が見れたことなど感謝の言葉を沢山頂きました。子供達の作品は1階エントランスで宮崎展会期中展示されています。

作品の発表の様子
作品の発表の様子
作品の発表の様子
作品の発表の様子
作品の発表の様子
作品の発表の様子

 

 講師は東木場写真展委員が務めました。


◆4月27日(祝・土):オープニングセレモニーが行われました。(レポート:東木場 昭裕写真展委員)

 4月27(祝・土)、宮崎県総合博物館に於いて、5人の子供一日博物館長によるオープニングセレモニーにより第44回SSP展宮崎展が開催されました。一日博物館長代表に依るSSP展の紹介を読み終えると暖かい拍手にで始まり、次に子供たちのテープカットで華々しい開幕となりました。30名ほどの来館者に加え地元放送局のカメラも取材で入り、皆緊張しつつも終始笑顔でした。

 引き続きSSP展写真展委員の福島英樹氏と東木場昭裕氏によるガイドツアーが行われました。福島氏の作品の見所や動物の生態についての話しに興味深く聞き入っている様子で、私(東木場)は自身の作品の花崗岩について解説をし小さな水晶と写真を記念の品としてプレゼントしました。地元宮崎で見付かる珍しい石に興味を持ってくれたようです。なお、この様子はUMKテレビ宮崎の番組「のびよ!みやざきっ子」で5月26日に放送予定です。

 (写真提供 宮崎県総合博物館

子供一日博物館長代表あいさつ
子供一日博物館長代表あいさつ
開会式テープカット
開会式テープカット

ガイドツアーの様子
ガイドツアーの様子
ガイドツアーの様子(福島写真展委員)
ガイドツアーの様子(福島写真展委員)
ガイドツアーの様子(福島写真展委員)
ガイドツアーの様子(福島写真展委員)

ガイドツアーの様子(東木場写真展委員)
ガイドツアーの様子(東木場写真展委員)
ガイドツアーの様子(東木場写真展委員)
ガイドツアーの様子(東木場写真展委員)


◆4月20日:作品展示の設営が行われました。    (レポート、写真:東木場 昭裕写真展委員)

右から、博物館SSP展主担当福島さん、SSP会員の柳田さん、福島さん、東木場さん、栗原さん、石田さん、博物館SSP展副担当岩切さん
右から、博物館SSP展主担当福島さん、SSP会員の柳田さん、福島さん、東木場さん、栗原さん、石田さん、博物館SSP展副担当岩切さん

4月20日(土)、第44回SSP展宮崎展展示会場の設営が行われました。作業には宮崎のSSP会員5人に加えて博物館のSSP展担当の福島さん、岩切さん他数名の方々が手伝って下さいました。予め床にカテゴリー分けされ置かれた作品をSSP会員らで並び替えを行います。作品の内容や色合いなどを考えての並び替えは大変苦労しますが、鑑賞する際に違和感なくスムーズに観覧してもらう為の大切な作業です。作業は2時間程で終了しました。後日、作品は壁に掛けられ、ライティングや床のワックス掛け、標本や剥製の再配置など行われ開会式を待つこととなります。博物館は神宮の森と呼ばれる広大な緑の敷地の一角に在り、その神宮の森を囲むフェンスなどに大きな看板が幾つも設置してあります。

〇看板の数々

看板1:宮崎神宮北口
看板1:宮崎神宮北口
看板2:宮崎神宮西口
看板2:宮崎神宮西口
看板3:護国神社前
看板3:護国神社前

看板4:宮崎神宮正面口
看板4:宮崎神宮正面口
看板5:宮崎神宮東神苑
看板5:宮崎神宮東神苑
看板6:博物館正面入口
看板6:博物館正面入口

〇設営の様子です。