第41回SSP展 宮崎展


2021年4月24日(土)~6月6日(日)

宮崎県総合博物館


【設営】

4月17日()宮崎県総合博物館特別展会場にて写真作品の設営を行いました。

SSP会員の石田氏と東木場氏の2名と博物館の主担当の竹下学芸員、副担当の二宮さんの2名に加え他数名の学芸員の方々にも手伝って頂き3時間程でした。

写真作品全151点は予め図録の順に従って並べてあり、それをベースに写真の中身や全体で観たときの見易さ等を考慮して並べ替えていく作業となります。

毎回会場の作りは異なっており、主担当の方が一番苦労される所でもあり、また遣り甲斐のある作業だそうです。

今回も工夫を凝らした会場の作りに感動しました。

設営作業後、数日後に剥製や標本のセットにライティングが行われ完了となります。

集合写真は向かって左からSSP会員の石田氏、東木場氏、博物館の竹下学芸員(主担当)、二宮さん4月27日(土)


【開会式・ガイドツアー】

4月24日()41回SSP宮崎展が開催されました。

TVの報道陣も駆けつけ、子供一日博物館館長の家族が見守る中、一日博物館館長の代表挨拶とテープカットが行われ、開催セレモニーが華々しく行われました。

その後、SSP会員(福島英樹氏・東木場昭裕氏)に依るガイドツアーが行われました。

また今回は3人の一日博物館館長が各自で選んだ写真作品についての感想や被写体についての解説を発表するというスペシャルガイドツアーも新たに加えられました。

より子供たちに被写体に興味を持ってもらおうと云う博物館の素晴らしい企画に感心いたしました。

選ばれた作品は「月夜のツキヨタケ」「オオサンショウオの顔」「イプシロン3号の夜光雲」でした。

今回の開会式の様子は宮崎放送局のニュースで当日放送されました。(MRTニュースHP http://mrt.jp/localnews/?newsid=00038110

また、一日博物館館長の様子は、同じく宮崎放送局の番組『みらい・みやざき まなび隊』で5/15()1645放送予定です。


【生きものKids写真教室】

5月2日()宮崎県総合博物館に於いて、SSP展関連イベント「生きものKids写真教室」が行われました。

今回は11名の子供たちと、その保護者の方々が参加されました。

最初に生き物についての話しと撮影方法をレクチャーしたのち、 博物館の近辺で生き物を探しながら撮影を行いました。

撮影開始直後からいきなり地面に寝転んでローアングルで撮り出す男の子や、気持ち悪いと言いながらも果敢にザトウムシ撮影に挑む女の子、カメラの機能をフルに活かして撮影する大人顔負けの子供が居たりと、私の想像を遙かに超えた子供たちの撮影する姿に驚かされました。そして、昆虫探しをし一緒に撮影する親子の姿や、子供の撮影をサポートする親の姿があちらこちらで見られ、和やかな時間が過ぎていきました。

撮影が終わると館内に戻り、お気に入りの写真を各自発表してもらいました。

限られた場所で1時間という短い時間に拘わらず個性豊かで、自分たちの目で見て感じて、工夫しながら撮った写真は保護者からも感嘆の声が漏れる程の素晴らしいものばかりでした。

講座終了後は、自分が選んだ写真を缶バッチにして参加賞として渡しました。

世界に1つしか無い缶バッチを手に、子供たちはとても喜んでいました。

 

写真教室はSSP会員の福島英樹氏と東木場昭裕氏が担当しました。

 

写真の説明

① SSP会員福島氏あいさつ

② SSP会員東木場氏の講座

③ 座学の様子

④ 野外撮影開始

⑤ 背の低い苔をローアングルで撮影

⑥ うつ伏せになって撮影

⑦ 親が子供の撮影をサポート

⑧ 親子で一緒の被写体を撮影

⑨ 苦手な昆虫に果敢に挑戦

⑩ いきなり現れた数匹の蝶を慌てて撮影

⑪ 思い思いに撮影

⑫ 写真を選びながら館へと戻る

⑬ 選んだ写真を提出

⑭   作品発表の様子

⑮   作品発表の様子

⑯   作品の講評の様子

 自分の作品を缶バッチにして渡す

 


【写真講座】

6月5日宮崎県総合博物館に於いてSSP展関連講座「プロに学ぶ写真撮影講座」が行われました。

コロナ感染予防の為、定員が縮小され予定日が急遽変更されたにも拘わらず22名が参加されました。

午前中の講義では参加者の方々は真剣な表情で話しを聞き、時折メモを取ったり、また活発に質問をされたりと熱心に講義に参加していました。

午後は博物館の隣の民家園に場所を移し、撮影会と座談会を行いました。

各々興味を持った被写体を見付けては何度もシャッターを切ったり、参加者同士で撮った写真を見せ合うなど、時折小雨が混じる生憎の天気にも拘わらず撮影を楽しんでいるようでした。

撮影の後は「椎葉の民家」の囲炉裏の有る部屋へ移動。囲炉裏を囲んで車座となり、用意してきた参加者の写真をディスプレイに映し発表と講評を全員で行いました。

写真に対する思いや考え方、撮影テクニックに疑問・質問など様々な話しが飛び交い、あっという間の2時間半でした。

終了後も名残惜しそうに話しかけてくる参加者の姿も見られたり、来年も参加しますとの声も聞かれ盛況のようでした。

講師はSSP会員の福島英樹氏と東木場昭裕氏が担当しました。

 

写真の説明

①講座の様子

②講座の様子(講師:福島氏)

③講座の様子(講師:東木場氏)

④〜⑧撮影会の様子

⑨〜⑪座談会の様子


【ギャラリートーク】

第41回SSP展宮崎展で4月25日と6月6日、午前と午後の2回ギャラリートークが行われました。

解説は今SSP展担当でもあります竹下学芸員と黒木学芸員、SSP会員東木場氏が担当しました。

参加者には親子連れの姿が多く見られ、子供達は興味深そうな表情で竹下さんの昆虫の話しや黒木さんのボーベリアやツキヨダケの話しを聞き入っている様子でした。

私は撮影技術や撮影秘話などを織り交ぜながら解説しました。参加者は写真からでは知り得ない話しに驚いたり頷いたりしながら改めて作品を観ているようでした(SSPのWEBギャラリートークの動画を参考に解説させて頂いてます)。

また、偏光板とタブレットを使った光学実験では現れる虹色に驚き喜んでいました。

 

写真の説明

①②ギャラリートーク(竹下学芸員)

③ギャラリートーク(黒木学芸員)

④⑤ギャラリートーク(東木場氏)


【第41回SSP展宮崎展 開催報告書】

 第41回SSP展宮崎展は、宮崎県総合博物館の特別展示室を会場に424()66()までの休館日を除き39日間の開催予定でしたが、新型コロナ対策の為、510日~61日まで休館となり21日間の開催となりました。

しかし、関連イベントの中止や変更などにも拘わらず、オープニングセレモニー、ギャラリートーク、写真講座など主立ったイベントを実施することが出来ました。

 展示会場内は、全写真作品をジャンル毎に分け1段配置による展示、動画作品は観覧での密を分散させる工夫としてモニターを2台にし、各々離れた場所に設置すると云った展示となりました。また、写真に登場する動植物の標本や剥製が所々に置かれ、博物館ならではの工夫がなされていました。

 観客の様子ですが、写真を指差ししながら会話する親子の光景を沢山目にしました。一方で、作品を熱心に観て行く中高年の姿も多く、年齢を問わず楽しめる写真展である事が覗えました。

 オープニングセレモニーでは子供一日博物館館長のテープカットで始まり、SSP会員(福島氏と東木場)に依るガイドツアーが行われました。報道関係者も多数集まり、TVのニュースや番組でも放送されました。

「生きものKids写真教室」は8組の家族で子供11名の参加が有り、座学、野外での撮影会、写真の発表と講評という流れで行われました。撮影会では子供の撮影に親がサポートをしたり、親子で一緒に写真を撮り合い見せ合うなどの光景が見られ和やかな雰囲気でした。作品発表では各自1枚を選び撮影時の感想などを発表してもらいました。小学生が撮ったとは思えないほど見応えの有る写真が有ったり、撮った理由など大人顔負けの発表をする子供もいて、大人達を感心させたり驚かせる場面なども見られ、大いに盛り上がりました。最後は参加賞として自分の作品で作られた缶バッジを受け取り、喜んでいました。

「プロに学ぶ写真撮影講座」は開催日を延期し、定員30名から20名と縮小し実施されました。午前中の講義では講師の話を真剣な表情で聞きながらメモを取ったり、また活発に質問をされたりと参加者の熱心さが伝わって来ました。

午後の撮影会では各々興味を持った被写体を見付けては何度もシャッターを切ったり、参加者同士で撮った写真を見せ合うなど、時折小雨が混じる生憎の天気にも拘わらず撮影を楽しんでいるようでした。撮影後は「椎葉の民家」で囲炉裏を囲んで車座となり、モニターに各自の写真を映し発表と講評を参加者全員で行いました。

写真に対する思いや考え方、撮影テクニックに疑問·質問など様々な話しが飛び交い、あっという間の2時間半でした。終了後も名残惜しそうに話しかけてくる参加者の姿も見られたり、「来年も参加します」との声も聞かれ盛況のようでした。

どちらの講座も講師はSSP会員の福島氏と東木場が務めました。

 ギャラリートークは竹下学芸員と黒木学芸員に参加して頂きました。参加者の多くは親子連れで、学芸員の生き物の生態などの話を子供達は興味深そうな表情で聞き入っている様子でした。私は撮影技術や撮影秘話などを織り交ぜながら解説をしました。写真からでは知り得ない話しに驚いたり頷いたりしながら改めて作品を観ているようでした(SSPのWEBギャラリートークの動画を参考に解説させて頂いてます)。また、偏光板とタブレットを使った光学実験では現れる虹色に驚き喜んでいました。

 大型看板、ポスター、チラシ、SNSやTV等での広報に加え、関連イベントや工夫を凝らした会場作りなど博物館の積極的な協力と知名度に支えられてコロナ禍でありながらも入場者数は5235人でした。

これも偏に、学芸員の竹下隼人さん、二宮満夫さんを始め博物館スタッフの皆様方、そしてSNS等で応援して下さった県内外のSSP会員の方々のお力に依るものと確信しております。この場をお借りして深く御礼申し上げます。ありがとうございました。

SSP会員  東木場 昭裕

 

写真の説明

①②看板

③④設営の様子

⑤オープニングセレモニー

⑥ガイドツアーの様子(東木場氏)

⑦ガイドツアーの様子(福島氏)

⑧ギャラリートーク(竹下学芸員)

⑨ギャラリートーク(東木場氏)

⑩「生きものKids写真教室」

⑪生きものKids写真教室」野外撮影の様子

⑫「生きものKids写真教室」作品発表の様子

⑬「プロに学ぶ写真撮影講座」座学の様子

⑭撮影会の様子

⑮「プロに学ぶ写真撮影講座」座談会の様子


第41回SSP展 WEBギャラリートーク

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WEBギャラリートーク オープニング

第41回SSP展 

WEBギャラリートーク 顕微鏡・科学


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